Tamuron 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)レビュー まとめ

カメラ

これまでタムロンのEマウント用大口径標準ズームレンズ「28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)」(以下A036)の各性能を一通りレビューしましたので、今回はそのまとめとして総評したいと思います。

外観・操作性

外観は特筆すべきことはなく、何ならデザイン的には新型の方が私は好みです。
高級感も特に感じられないので所有欲は満たされません。

操作性もズームリングとフォーカスリングがあるだけです。
起伏のない鏡筒でフォーカスリングはあまり太くないので若干のフォーカスし辛さも感じます。

全体的に価格相応で可もなく不可もなくといった印象です。

フォーカス性能

α7R IVでAF-Cでのトラッキングはまずまずといった感じでした。
しかし高速連写すると上手くトラッキング出来ないことも多々ありました。
手持ちでフォーカスポイントを追いかけるように撮影すると良い結果が得られました。

ブリージングはそれなりにありますので、動画撮影時に大きくフォーカスを動かすような場面では気になるかもしれません。

最大撮影倍率は結構高く、被写体に近づくことで大きく撮影できます。
寄れないよりは寄れた方がうれしいですよね。

解像性能

解像性能は約6100万画素のα7R IVで解像チャートでのテストでは、全ての焦点域で中心はかなり良い結果となりました。
周辺もまずまずでしたが、広角側の四隅はイマイチな結果でした。
しかしF8かF11まで絞るとこで、広角側でもかなり良い結果となります。

遠景でのテストも解像チャートと同じような印象です。

各種収差

各種収差については、電子補正で補正出来るものは補正すればそれほど問題はありません。

軸上色収差やコマ収差はほとんど気になりませんが、場合によっては盛大に出ることもあるようです。

ゴーストやフレアも気になることは少ないですが、全くでないわけでは無いです。

ボケ

ボケが綺麗とか汚いとか私自身あまりよく分かっていませんが、特別綺麗という印象はありません。

開放F2.8とはいえ標準域の焦点距離ではトロットロにボケるほどではなく、何が写っているか何となく分かる程度です。
もちろん被写体の大きさや背景や前景との距離にもよるわけですが、程よいボケ具合とも言えるかもしれません。

総評

見た目や質感は値段相応ですが、その他の性能は必要十分だと思います。

純正のSEL2470GMは25万円前後のところ、このA036なら8万円程度です。

焦点距離などに多少の差異はあれど写りも良いですし、それが純正の1/3程度の価格で買えるんですから最高にコスパが良いと思います。

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ということで、Tamuron 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)のレビューでした。

サンプル

最後に私がこのレンズで撮影した拙いサンプル写真をご覧ください。

大きなサイズでご覧になりたい場合はこちらからどうぞ。

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