Tamuron 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)フォーカス レビュー

カメラ

今回はタムロンのEマウント用大口径標準ズームレンズ「28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)」(以下A036)フォーカス関係についてレビューをします。

A036は2018年5月に発売された、いわゆる大三元と呼ばれる開放F2.8通しのズームレンズです。
ちなみに最近A036の後継モデル「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)」の開発が発表され2021年内に発売予定だそうです。

なので今更な感じもありますが、ご容赦ください。

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AFトラッキング

動画で確認

まずはAF-Cでトラッキングした時の精度を見てみましょう。

カメラはα7RIVで冒頭以外は三脚に固定しています。
各種設定は以下の通り。
焦点距離:75mm
モード:マニュアル
ISO:100
シャッタースピード:1/400
絞り:F2.8
ホワイトバランス:5600K
サイレント撮影:切
電子先幕シャッター:切
手振れ補正:切
AF:AF-C
フォーカスエリア:トラッキングL
AF-C時の優先設定:バランス重視

Tamuron 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)AFトラッキングテスト

冒頭では手持ちでAFトラッキングで追尾後、ドライブモード:Hi+で追尾が外れるまで連写しています。
追尾自体は画面を見る限り問題無さそうですが、連写を開始するとそこそこで被写体を見失いました。

次に三脚に固定してAFトラッキングで追尾しました。
調子が良い時は一周以上追尾してくれますが、途中で見失うことも多々ありました。

次にHi+での連写です。
手持ちの時と同じく連写を開始するとそこそこで被写体を見失いました。

次にHiでの連写です。
たまたまか分かりませんが全然追尾してくれませんでした。

次にMidでの連写です。
こちらも何故だか追尾してくれませんでした。

最後にLoでの連写です。
こちらはうまく追尾してくれると1周くらい追尾してくれる時もありましたが、ダメな時はダメでした。

実写で確認

それでは実際撮影された写真を確認してみましょう。

手持ちでHi+

手持ちでHi+の連写結果はこんな感じでした。

動画でも連写中AF枠が移動していましたが、実写でもかなりの確率で合焦しているように思います。
いつもこの感じならば結構歩留まりは良いのではないでしょうか。

等倍で確認したい方はこちらをどうぞ

Hi+

三脚固定でHi+での実写こちら

動画でもAF枠は動いていましたが、そもそも横切るところでフォーカスの移動量自体も少ないですしでどうなんでしょうね。
そして結構すぐに被写体を見失ってしまいました。
たまたまかもしれませんが、手持ちとは結構違うものですね。

等倍で確認したい方はこちらからどうぞ。

Hi

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Hiの実写はこんな感じ。

動画を見ての通りほとんど追尾できていません。
しかもTake1とTake2どちらも一枚目から電車正面ではなく少し後ろ側にフォーカスがあっていて残念な結果となりました。

等倍で確認したい方はこちらからどうぞ。

Mid

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take3

Take3

Take3

Take3

Take3

Take3

Take3

Take4

Take4

Take4

Take4

Take4

Take4

Take4

Midでの実写はこんな感じ。

Hiと同じくほとんど追尾できておらず、撮れた写真も全然ダメで残念な結果となりました。

Take1は一枚目から全然だめです。
Take2は一枚目こそ合焦していますが、全然追尾できていません。
Take3と4は一枚目からフォーカス位置が微妙で追尾もできていません。

等倍で確認したい方はこちらからどうぞ

Lo

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take1

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take2

Take3

Take3

Take3

Take3

Take3

Take4

Take4

Take4

Take4

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Take5

Loの実写はこんな感じ。

Take1はうまいこと追尾してくれましたが、初めの2,3枚はイマイチ追いつけていない感じがあります。
それ以外は最後に見失うまではバッチリ合焦しているように見えます。

Take2,3,4は何故だか一枚目から全然だめで、追尾もしてくれませんでした。

Take5はTake1ほどではありませんが、そこそこ追尾してくれて結果も良好です。

等倍で確認したい方はこちらからどうぞ。

ブリージング

動画でフォーカスブリージングの様子を見てみましょう。

Tamuron 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036) ブリージングテスト

三脚に固定して、各焦点距離毎に絞りF22でMFで無限遠から最短、最短から無限遠に繰り返しフォーカスしています。
ちなみに画面右上に太陽がありますが、28mmと35mmはゴーストが出ていますね

こうして見ると焦点距離全域でそれなりにブリージングはあるようです。

これが多いのか少ないのか、許容範囲なのか範囲外なのかは私からは何ともですので各自で参考にしてください。

最大撮影倍率

最大撮影倍率は28mm側で1:2.9、75mm側で1:4となっています。
それぞれ別に表記すると0.34倍と0.25倍です。

各焦点距離でどれくらいの大きさで写って、どの程度レンズから離れているのか見ていきましょう。

28mm

35mm

50mm

75mm

こうしてみると28mmと35mm、50mmと70mmではほとんど撮影倍率に差は感じないですね。

28mm側は大きく撮れる分かなり被写体によることになるので、レンズやフードをぶつけたりしないよう注意が必要です。

まとめ

今回はタムロンの大口径標準ズームレンズ A036のフォーカス関係について検証、レビューしました。

AFトラッキングについては、全体的な結果だけ見るとイマイチな印象を受けますが、正直この焦点域で動きものを連写撮影する事ってそんなにないと思いますし、連写開始するまではそれなりに追従する上、手持ちならば結構良い結果だったので十分使えると私は思いました。

ブリージングは別に動画用のレンズではないのでこんなもんでしょうし、たまには動画を撮りますが私は気になったことはありません。

最短撮影距離は、タムロンの商品ページにもあるように広角側で寄れることが売りです。
実際28mmではレンズフードが被写体に当たりそうなくらい寄ることができます。
寄れないよりは寄れた方が断然良いに決まっているので、この点は良いですね。

フォーカス編は以上ですが、その他解像性能なども今後レビューしますのでよろしくお願いします。

ちなみに最後にAmazonの商品ページを貼っておきます。
後継モデルもそのうち発売されるのでそっちのほうが良いかもしれないですけどね。

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