今回から数回に渡って、ソニーのEマウント超望遠ズームレンズ「SEL100400GM」 をレビューしていきたいと思います。
SEL100400GM は2017年7月に発売されたEマウント初の超望遠ズームレンズです。
400mmの超望遠域までカバーしており、シャープな描写だけでなく、決定的瞬間を逃さず捉える高速かつ高精度AF駆動で撮影領域を更に広げる一本ということです。
今回はソニーEマウントレンズの最高級ブランドであるG MASTERシリーズのひとつ、SEL100400GMの外観や操作性をレビューします。
G MASTERですので、さぞかし素晴らしいのだろうと期待しちゃいますね。

それぞれのレビューはSEL100400GMのタグにまとめてありますので、よろしければそちらもどうぞ。
レンズ仕様
名称 | FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS |
型名 | SEL100400GM |
レンズマウント | ソニー Eマウント |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離(mm) | 100-400 |
APS-C 焦点距離イメージ(mm) | 150-600 |
レンズ構成(群-枚) | 16-22 |
画角(35mm判) | 24°-6°10’ |
画角(APS-C) | 16°-4°10’ |
開放絞り(F値) | 4.5-5.6 |
最小絞り(F値) | 32-40 |
絞り羽根枚数 | 9 |
円形絞り | 〇 |
最短撮影距離(m) | 0.98 |
最大撮影倍率(倍) | 0.35 |
フィルター径(mm) | 77 |
手振れ補正 | レンズ内手振れ補正方式 |
テレコンバーター(1.4x) | SEL14TC |
テレコンバーター(2.0x) | SEL20TC |
フードタイプ | 丸形バヨネット式 |
外形寸法 最大径×長さ(mm) | 93.9 × 205 |
質量 約(g) | 1395(三脚座別) |
付属品 | |
フード(型名) | ALC-SH151 |
レンズフロントキャップ | 〇ALC-F77S |
レンズリアキャップ | 〇ALC-R1EM |
ケース | ソフトキャリングケース |
その他付属品 | 三脚座 |
レンズ外観・操作性
外観
まずはぐるり外観。
最後は三脚座を外した状態です。
見ての通り高級な望遠レンズによくある白いレンズとなっており、鏡筒にはマグネシウム合金が使われているようです。
レンズ前玉側の黒いラバー部分から順にフォーカスリング、次にフォーカスホールドボタンが上下左の三か所、ズームリングとその次にズーム操作の調節リング、各種切り替えスイッチ、三脚座となっています。
切り替えスイッチ

上から順にAF/MF切り替えスイッチ、フォーカス範囲を制限するスイッチ、レンズ内手振れ補正のON/OFFスイッチ、手振れ補正のモード1(通常)/モード2(流し撮り)切り替えスイッチが付いています。
ズーム操作調整リング

先ほどの切り替えスイッチとは反対側にはSMOOTH-TIGHTと刻印されており、ズームリング手前のローレット部分を回すとズーム操作の固さを調節できます。
TIGHTだとズーム操作がやりずらいくらい固くなり、自重でズーム位置が変わることは無くなります。
SMOOTHだと大分ゆるくなりますが、レンズを傾けると勝手にズーム位置が変わってしまいます。
TIGHTとSMOOTHの位置には軽くクリック感があります。
中間の位置でも使うことは出来ます。
三脚座

三脚座はこんな感じ。
三脚座側面のネジを緩めて根元のロックボタンを押しながらスライドさせると取り外しができます。
この三脚座はアルカスイス互換な形状にはなっていないので、雲台に取り付ける場合は底面に切ってあるネジ穴にねじ込むか、別途クイックシューを取り付けておく必要があります。
レンズの三脚座横のネジは緩めることでレンズを回転させて縦構図・横構図を変更することのリボルビング機構です。
レンズの表面

レンズの表面はこんな感じ。
α7R IVのボディの様なぼこぼこした塗装になっています。
左に見える・の指標は縦横構図に変更するときの指標です。
三脚座側の・と合わせることで正確に縦横変えられるわけですが、クリック感とかは無いです。
OSS搭載

光学手振れ補正機能を搭載しているので、マウント面付近にはOptical Steady Shotの文字が刻印されています。
手振れ補正の効き具合は別途フォーカスレビューにて検証したいと思います。
メイドインジャパン

レンズ本体はメイドインジャパンです。
レンズフード

レンズフードは先端がゴム素材で巻いてあります。
下側に見えるボタンはロック解除ボタンで、取り外す時はこのボタンを押しながら回す必要があります。
個人的には別になくてもいい様な気がしています。

C-PLフィルターを装着時にこの窓を開けて調整できます。
レンズフードはメイドインタイランドのようですね。

レンズフードの内側は不織布になっています。
迷光を防ぐ効果は高そうですが埃が付いて取れなくなるのが玉に瑕ですね。

フードを逆さ付けするとこんな感じ。
フォーカスリングに完全に被さってしまうし、このままでは使いにくいと思います。
カメラに装着


カメラに装着するとこんな感じ。
レンズ自体は前の方に重心があるので、カメラに装着するとバランスが丁度良いと思います。
400mmまで伸ばすと結構長くなっちゃいますね。
その他付属品

その他の付属品としてレンズの前後キャップとレンズポーチが付きます。
というわけでSEL100400GMの外観・操作性レビューでした。

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