ソニー SEL100400GM フォーカス性能 レビュー

カメラ

今回はソニーEマウントレンズの最高級ブランドであるG MASTERシリーズのひとつ、SEL100400GMフォーカス性能についてレビューします。
G MASTERですので、さぞかし素晴らしいのだろうと期待しちゃいますね。

SEL100400GM は2017年7月に発売されたEマウント初の超望遠ズームレンズです。
400mmの超望遠域までカバーしており、シャープな描写だけでなく、決定的瞬間を逃さず捉える高速かつ高精度AF駆動で撮影領域を更に広げる一本ということです。

それぞれのレビューはSEL100400GMのタグにまとめてありますので、よろしければそちらもどうぞ。

それでは始めていきましょう。

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AFトラッキング

動画で確認

まずはAF-Cでトラッキングした時の精度を見てみましょう。
何と言っても望遠レンズは動く被写体を撮る場面が多いと思いますので、写りもさることながら、ここが一番気になるところでは無いでしょうか。

カメラはα7RIVで冒頭以外は三脚に固定しています。
各種設定は以下の通り。
焦点距離:400mm
モード:絞り優先
ISO:100
シャッタースピード:1/160 ~ 1/200
絞り:F5.6
ホワイトバランス:AWB
サイレント撮影:切
電子先幕シャッター:切
手振れ補正:入&切 ※手持ち撮影時以外は三脚固定ですので、補正は切ってあります。
AF:AF-C
フォーカスエリア:拡張フレキシブルスポット
AF-C時の優先設定:バランス重視

SEL100400GM AF Tracking TEST

実写で確認

先の動画で撮れた写真を確認してみましょう。

大きな画像で確認したい方はこちらからどうぞ。

手持ちでHi+

手持ちでHi+の結果はこんな感じ

被写体に対してフォーカスを合わせたい位置にきちんとフォーカスされているかというと、必ずしもそうではありませんが、追従という意味ではかなり良い結果だと思います。

SDカードはこちらを使用していて、バッファ切れまで30枚ほど追従して撮影出来ました。

そのうち被写体からフォーカスが外れているのは10枚目11枚目の二枚だけで、その後はまた捕捉できています。

Hi+

Hi+の結果はこんな感じ

Hi+も手持ちと同じく一応被写体にはフォーカスがあっています。

そしてバッファ切れまでの30枚ほど追従し続けて撮影できています。

中には怪しい物もありますが、全てにおいてフォーカスはあっているように見えます。

Hi

Hiの結果はこんな感じ

ここからは20枚で打ち止めにしています。

Hiは7枚目8枚目9枚目はフォーカスが被写体の手前に来てしまっていますが、それ以外はほぼ問題なく撮影できています。

Mid

Midの結果はこんな感じ

Midの場合は何故か微妙なカットが多いように思いますが、一応追従はしているようです。

α9やα1のようにはAF/AE演算が多くないので、数枚撮るごとにフォーカス位置が大きめに移動する感じが見受けられます。

そのフォーカス移動と上手くかみ合わなかった感じですかね。

Low

Lowの結果はこんな感じ

Lowの場合もフォーカス移動の様子がMidと同じ感じですが、こちらは結構うまく追従できている印象です。

OSS性能

SEL100400GMにはレンズ内手振れ補正OSSが搭載されています。

他のメーカーだとレンズ内手振れ補正とボディ内手振れ補正が協調してより補正効果を上げるような説明がされていますが、ソニーのカメラやレンズにはそのような記載はありません

というかSEL100400GM自体の補正段数さえも見当たらないのですが、私が見つけられていないだけでしょうか?

ともあれ実写で確認してみましょう。

望遠端の400mmで、各シャッタースピードで撮影してみました。

連写ではなく一枚ずつファインダーを覗いて手持ちで撮影しています。

手振れしないシャッタスピードの目安としてよく言われる1/(焦点距離)から5段分落とした1/13までテストしました。

各シャッタスピードの大きな写真はこちらから確認できます。

1/400から1/100は問題無さそうでした。

1/50から怪しくなってきたので、10枚撮って比較できるようにしてあります。

1/50では私見ではバッチリフォーカスがあっているのは10枚中5枚でした。
他の5枚はブレてはいますが若干という感じでピクセル等倍で見なければそこまで気にならないです。

1/25では10枚中4枚でした。
特に中段中央が一番ブレが目立ちますが、ピクセル等倍で見ない限りはそれほど気にならないです。

1/13では一気に失敗が増えて10枚中2枚でした。
その2枚もバッチリとは言えない感じです。
ここまで来るとブレのひどいものは許容範囲外ですね。

こちらからトリミング前の写真も確認できます

ブリージング

動画でフォーカスブリージングの様子を見てみましょう。

SEL100400GM ブリージングテスト

三脚に固定して各焦点距離毎に最小絞りでMFで無限遠から最短、最短から無限遠に繰り返しフォーカスしています。

100mmは全く無さそうです。

200mm以降は少しずつブリージング量が増えていく感じですね。

最大撮影倍率

最大撮影倍率が0.35倍、最短撮影距離が0.98mということですので、どんな感じか実写で確認してみましょう。

結果はこんな感じ。

ズーム全域で最短撮影距離は変わらないので、当然ながら0.35倍は望遠端400mm時の数値ですね。

いやはや寄れるって素晴らしい。

以上SEL100400GMのフォーカス性能レビューでした

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