突然ですが、先日チェーンが切れました。
いつものように帰宅するため自転車を漕いでいると突然ペダルが何かに引っ掛かり漕げなくなりました。
自転車を近くの公園に止めて確認してみると、写真のようにチェーンが切れていました。
ちなみに写真は後日撮った再現写真です。
修理不能だったのでその時は仕方なく足で蹴って進んで帰りました。
そんなわけで今回はE-bikeのチェーンとひん曲がってるプーリーケージを交換していきます。
チェーン切断の原因
同じ過ちを繰り返したくは無いのでまずはチェーンが切れた原因を考えたいと思います。
チェーン自体は交換して4ヶ月程度しかたっておらず、走行距離もそこまでありません。
ともするとチェーンの選定に問題があったのかもしれません。
ちなみにこちらのチェーンを使っていました。
出来るだけ安い物を選んでの購入ですが、星の低いレビューを見るとチェーンが切れたって書いている人もいるようです。
まして私の自転車はE-bikeで通常の自転車チェーンよりも高負荷が加わると思いますのでそれも原因の一つかもしれません。
プーリーケージの曲がりは私が無理やり漕ごうとして曲げてしまった自業自得です。
新たなるチェーンとプーリーケージ
チェーンが切れた原因をチェーンのせいにしたので、今回はちゃんとE-bike用を選びました。
こちらです。
シマノのE-bikeユニットであるSTEPS用の純正チェーンです。
私の乗るGIANTのRX-E+はPanasonicのユニットですが、まぁとりあえず問題無いでしょう。
プーリーケージはこの際プーリーごと新しいのに変えてしまおうとも思いました。
こういうの
ですが、やっぱり高いし互換パーツはうまく取り付けられるのか調べるのが面倒なので止めました。
結局元と同じ純正パーツを購入しました。
RX-E+はティアグラの4700シリーズのリアディレイラーです。
こちらのシマノのHPでそれぞれのパーツひとつひとつの型番を調べられるので、必要なパーツを調べてAmazonで検索したらあったので購入しました。
要注意なのはショートケージとミディアムケージがあるので間違えないようにしましょう。
こちらです。
Amazonでも結構細かなパーツまで売っていそうです。
交換手順
いよいよ交換です。
プーリーケージ交換
リアディレイラー取り外し
まずはプーリーケージ交換のためリアディレイラーを取り外します。
調節ネジが3か所にありますが、現状で最適化されていると思いますので触らないようにしましょう。
まずケーブルを外します。
エンドキャップがアジャストボルトユニット部分の穴に通らなかったので切り取る必要がありました。
ですので、新しいエンドキャップも必要になります。
こちらもアマゾンで売ってました。
ケーブル取り外し後はアジャストボルトユニットの紛失に気を付けましょう。
私はバッチリ中のバネを無くして購入を余儀なくされました。
こちらもアマゾンで売ってますよ。
こちらはティアグラ用では無いみたいですが、問題なく使えました。
後は取り付けネジを外すだけです。
ディレイラー本体と取り付けネジは外れないようになっているので紛失の心配はありません。
ディレイラー洗浄
取り外しが完了したら先ずは軽く洗浄しましょう。
見ての通り見ての通り汚いですから。
プーリー取り外し
大体洗浄出来たらまずはプーリーを取り外していきます。
赤丸のネジを取り外すとプーリーケージの片側とプーリーが取り外せます。
プーリーが取り外せたら先ほど取り切れなかった汚れを洗浄します。
洗浄した状態がこちら。
取り外したプーリーはご覧のようにバラバラになるので紛失注意。
プーリーケージ取り外し
プーリーとプーリーケージの片側を取り外せたら、もう片方のプーリーケージを取り外します。
赤丸の部分は、中に入っているバネのでっぱりを引っ掛けておく部分ですので、確認して位置を覚えておきましょう。
赤丸の部分にネジが入っているので取り外します。
先ほどのネジを取り外した状態。
変わった形のイモネジみたいなのが入っています。
これも結構小さいので紛失注意。
イモネジを取り外すとプーリーケージを取り外すことができます。
取り外すとグリスでギトギトのバネが出てきますので一旦洗浄します。
洗浄したら各部グリスを塗りつつ逆の手順で新しいプーリーケージを取り付けていきます。
奥が今回交換したものですが、盛大にぐにゃってますね。
こうしてみると叩いて直せばまだ使えたかもしれないです。
ともあれ新しいプーリーケージで元通り組んで完成です。
二個のプーリはどこに付けても良いわけでは無く、スプロケット側のガイドプーリーともう片方のテンションプーリーがあるので間違えないよう気を付けましょう。
どっちがどっちかはプーリー本体に刻印されています。
各プーリーの回転方向は今回は決まっていないようですが、ディレイラーの種類によっては決まりがあったりすると思いますのでご注意ください。
チェーン交換
さてさて、あとはチェーン交換です。
新しいチェーンの場合は長さ調節をしないといけません。
実は今回切れたチェーンは長さを調整していませんでした。
長さ調整が必要な事を知らなかったので、ただ交換してそのまま使っていました。
まぁ特に問題も違和感もなく使えてたんですけどね。
長さ調整をしていないためにチェーンが切れたとは思えませんが、最適な長さにしておいた方が何かと良いと思いますので今回は調整していきます。
長さ調整にはチェーンカッターなる専用工具が必要です。
今後の事もあるので小さい物を買いました。
長さ調整
最適なチェーンの長さはスプロケットの歯数などによって変わります。
その辺りはそれぞれのディレイラーのディーラーマニュアルに書いてありますので確認しておきましょう。
ディーラーマニュアルはシマノのHPで確認できます。
ティアグラの4700シリーズの場合はこちら。
今回はプーリーにチェーンを通さず、一番大きいスプロケットとペダル側のチェーンリングにチェーンをかけて最適な長さを測ります。
写真の赤文字がチェーンを繋げられる最短の位置です。
そして青文字の位置で繋ぐと最適な長さになります。
コネクトピンで繋げる場合は青文字の位置を切るだけで繋げられますが、ミッシングリンクで繋げる場合はインナーリンク同士でないとダメなので、黄文字の箇所も切っておきます。
ちなみにチェーンってアウターリンクとインナーリンクでローラーを挟み込んでピンを圧入して繋げてあるんですが、写真のようにつながっていない状態だとローラーがどっか行っちゃう場合がありますので要注意です。
実はローラーがどっか行っちゃったので今回切れたチェーンに交換せざるを得なくなったという経緯があります。
チェーンの切り方はこんな感じ。
チェーンを引っ掛ける所があるので、引っ掛けておいてピンの中心を狙いながらハンドルを回していけばパキッとピンが外れます。
チェーンカッターのハンドルの大きさによるんでしょうがそこそこ力が要ります。
チェーンが切れたら後は取り付けるだけです。
今回の場合ディレイラーのケーブルを切ったりしてるので、変速の調整も必要でしたがそれはまた別の機会ということで。
まとめ
何とか交換も出来て、無事元通り走れるようになりました。
今回の教訓は、まずE-bikeにはE-bike用のチェーンを使いましょうってことですね。
E-bike用じゃないのが原因かどうかはしばらく乗ってみないと分かりませんけどね。
あとチェーンカッターも常備しときましょうってことですね。
チェーンカッターは小さい奴で良いんで持っておけば、今回のように突然切れたときにも対応できるようになります。
そうなると一応ミッシングリンクかコネクトピンも持っておいたほうが良いでしょうね。
ということでE-bikeのチェーンとプーリーケージの交換方法でした。
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